仕事を辞めても大丈夫。本当に辛い人に向けて【体験談】

会社員を辞める

こんにちは。ぐりゆうです。

新卒で3年半勤めた会社を辞めて、田舎でフリーランスをしています。

半自給自足をして、少ない稼ぎで楽しく生きています。

実は私は新卒で入った会社で、研修が終わって現場に入った瞬間から「仕事辞めたい」と思っていました。

でも、なんやかんや辞めるのに3年半かかってしまいました。

結果から言うと、辞めてよかったと思っています。

でも3年半勤めたことにも後悔はしていません。

  • 仕事辞めたいけれど、ずっと辞められない。
  • 仕事辞めることばかり考えている。
  • 「仕事 辞めたい」で毎日検索をかけている

特に心が辛くなってきた人向けに有意義な体験談になると嬉しいです。

私が仕事を辞めた理由

私が仕事を辞めた理由は具体的に以下のように感じていたからです。

  • 毎日朝が来るのが嫌だった
  • ストレスで体調が悪い
  • 自分の人生にワクワクできなかった

結構生きてるの辛かったです。

仕事を続けた方がいい例、辞めた方が良い例

会社に在籍しているときはいろんなフェーズで『会社辞めたい』と感じていましたが、

  • 本当に辞めた方がいい『会社辞めたい』
  • 続けてみた方が良い『会社やめたい』

があると思います。

私自身の実体験ベースではありますが、解説していきます。

入社してすぐの「会社辞めたい」:続けた方が良いケース

上述したように、私は会社の研修が終わって現場に入ったその日から「仕事辞めたい」と思っていました。

即日リクナビに登録しました。

これが最初の「会社辞めたい」です。

どんな会社入ったんだよwと思われるかもしれませんが、就職活動時『ここが運命なんだ!』と思っていた一部上場企業です。ちゃんとした会社でした。

この時の会社辞めたいは、「仕事に対するギャップ」が原因

  • 誰にでもできる仕事
  • 毎日残業続きで『労働力』として使われている

就職活動時は魅力的に語られていた「仕事」、ではなく誰にでもできる「仕事」をこなすことに対するやるせなさ。

毎日クタクタになるまで「労働力として使われている」感は何とも言えない不甲斐なさでした。

ぐりゆう
ぐりゆう

今考えれば平社員の仕事なんてそれが当たり前です

でも、この時に辞めなくてよかったと思っています。

この時私はまだ何も得ていないし、何もしていない。

この後、会社の外面と内部のギャップに絶望しつつも、自分のしたい仕事に異動するため奮闘し、1年後希望の部署に異動します

2度目の「会社辞めたい」:本当に辞めた方が良い例

希望の部署に異動した2年後、仕事を辞めたいと考えるようになりました

今度の原因は、今考えればストレスだったんだと思います。

  • 長時間労働
  • 任されることが増え、重くなる責任
  • 自分の意思とは反する利益追及の会社の選択

こういったことの積み重ねで、慢性的に胃が痛くて、1人でいると嗚咽が止まらなくなってしまいました。

私は自分自身に嘘をつくことが何より苦手でした。

仕事をする中で自分が大切にしたい気持ちが、利益を追い求めて行く会社の姿勢中で小さくなっていることに気付きました。

もともと労働時間も長い職場。

身体の疲労はもちろん、クレームを浴びると心も疲れてしまって、ずっと同じことを考えてしまう。

緊張状態が会社にいない間もずっと続いていて、ずっと休んでいる気がしませんでした。

きっと自分の性格によるものだと思います。(とても重度のHSPです)

私が仕事を辞めるまで持っていた悩みと、辞めてみてわかったこと

仕事を辞めるまで、本当に辞めて大丈夫なのか?と長い間悩みました。

でも、自分で考えて決めたことなら、後悔はしないはずです。

とはいえ、今も悩んでいる方のために、私が実際に仕事を辞める前に悩んでいたことと、その解決策を書いていきます。

悩み1:お金がなくなるかもしれない

辞めたところで、収入がなくなってしまう不安があると思います。

でも、雇用保険というものがあります。一定の期間以上働けば、所定の金額を休職中に支給してもらうことができます。

通常、自己都合退職だと3ヶ月の給付制限があり、その間は給付がありませんのでその間の生活費くらいは貯めておいた方が良いでしょう。

また、その間は就職とみなされないアルバイトも可能です。

しかし、上司からハラスメントにあった、過労で病気になった、超過分や契約の賃金が支払われていないなどの場合、会社都合退社となり3ヶ月待つことなく給付を受けられますので、そう言った場合は証拠の記録をしておくと良いと思います。

本当にお金もないし働くこともできない最低の場合にも、日本には生活保護制度があります。大丈夫です。死にません。

もちろん、貯金がない場合は今のままの生活を続けるのは難しいと思います。そんな場合は固定費を下げる必要があります。

大丈夫です。できることはたくさんあります。

ちなみにですが私が苦しめられたのは、年金、住民税、健康保険料。

意地を張って払い続けていたので、毎月7〜9万円ほど税金で出ていきました

間違いなく退職後一年辛いのはコレ。

かなり金銭に余裕がない限り、支払いできない申請をしておいたほうがいいです。

退職から2年、やっておけばよかったと思うこと

悩み2:次にやりたい仕事がない

今の仕事は辞めたい。でも次にやりたい仕事もない

あの頃の自分は考える力を、忙しさやネガティブな感情に奪われている状態でした。

在職中に次の仕事のことなんて考えられない。もう働きたくない。。。

それで良いと思います。先に辞めてしまっても良いと思います。

一般的に企業は履歴書の空白期間を嫌う?そうでしょうか?

気力が失われ何をやりたいのかわからずにがむしゃらに転職活動するより、しっかりと自分を見つめ直している人の方が、たとえ現在職についていなくとも魅力的に見えると思います。

失業保険を受給中に転職活動で就職が決まった場合、お祝い金も貰えます。

少し休んでゆっくり考えてみてはどうでしょうか。

やりたいことが仕事じゃなくてももちろん良いと思うんです。

気持ちや時間に余裕がある人は在職中から転職エージェントに登録、相談するのもおすすめです。改めて、自分の職場との比較もできます。

悩み3:世間の目が気になる

今まで頑張ってエリート街道を歩いてきた人ほど、職を失うことに抵抗があるかもしれません。

私も学歴コンプレックスに苦しめられました。

  • 無職になるなんてありえない
  • いい大学を卒業したのに勿体無い
  • 良い会社に入ったのに
  • 結婚できないかもしれない
  • 良い年してバイトなんて

そう言われるのでは、と思うかもしれません。

気にするべきは人や世間の目ではなく、あなたの心です。

心が悲鳴をあげているのにそのまま続ければ、いつかボロボロと崩れます。

たとえばあなたの親友が、仕事でストレスを抱えて病気になってしまいました。

そんな時あなたはなんて声をかけますか?「無理しないで少し休んだら」とか「何かできることがあったら言ってね」とか言いますよね。

「いい大学卒業して良い会社に入ったのに、仕事で病気になってしまうなんて勿体無い」なんて言いますか?

それでも、親が、周りの友人が、そういう言葉を掛けてくるなら距離を置きましょう。

親は心配を込めて言っている場合もあると思いますが、あまりその言葉を真に受けるとあなた自身が参ってしまいます。

なぜか気にしてしまう気になる世間の目とは、主に誰のことでしょう。

SNSでフォローしてるだけで会いもしない友達?近所の人?地元の友達のお母さん?元職場の人?わざわざ何か言ってくる人はあなたに何もメリットを与えてくれません。

話題にされているなら、芸能人のゴシップと同じ、意味がないんです。

今後会わなくて良いしどう思われたって良い。何か言ってくるんだったらスワイプして消すかブロックしてください。

辞めても意外となんとかなる

私、運悪く仕事辞めた時期がコロナが酷くなってくる頃だったんですよね。

ちょうど世間がみんなマスクをしはじめて、旧正月で観光客がバンバン来てまだ入国規制しないのかー!って言ってた頃ですね。

なので行こうと思っていた留学も行けていません。

でも、この期間が思ったより自分にとってはうまく働いてくれて。

正直、最初は仕事を辞めることに凄く罪悪感というか、離脱者感を感じていました。

私、些細なことを我慢して会社にいることすらできない人間なのかと。

世界の情勢もどうなるかわからず(今も不明ですが)就職する選択もし難い。

でも、一旦仕事から離れて働く意味や生きる意味を追求する期間ができました。

これも黙って見守ってくれた周りの人のおかげでもあります。

退職して少し考えて思ったこと『自分のことを好きでいる』こと

自分の中で人生のゴールは「自分のことを好きでいる」ことです。

そう感じる時、幸せだなと思います。

これは私の考えですが、努力をして自分に様々な付加価値をつけて「好きな自分にする」のは比較的簡単です

「二重(ふたえ)になって痩せた」とか「勉強してお医者さんになった」とか、そんな風になったら自分すごいなぁ、好きかもと思えそうです。

でも、そうでなくなった場合やうまく目標を達成できなかった場合、自己嫌悪に陥ってしまいます。

だから目指すべきは「なんでもない自分を好きと言える」状態です。

この記事は、退職を勧めるものではありません。一体験としてこんな人もいるんだ、と思っていただけると幸いです。

どうかみなさん自分を大切にしてください。

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