初心者に立ち撃ちは難しい
銃を構えて狙いを定める時、私のような下手くそが立ち撃ちをしても全く当たらない。
昨シーズン、何度か試してみたが立ち撃ちで弾が当たったことはない。
私はスキーを履いて忍び猟をしている。
仕留めた鹿はたった3頭だったから、どの時の情景もまだ鮮明に思い出すことができる。
1頭目は師匠のスキーストックを借りて撃ち下ろした。ツノの大きい雄だった。
2頭目は膝立ちで銃をリュックに乗せて撃った。
3頭目は木にくっついて撃った。1発目は撃ち損じて、別の個体を狙って引き続き撃ったら当たった。小さなメスだった。
このうち、2頭目と3頭目は、銃を依託する場所探しのためにスキーを脱ぎスキーブーツで歩き回った。
最初に獲物を見つけた時の場所からずれることになるので、目線が変わる。
射程の位置、かつ安定する場所を探すのは結構難しい。
師匠のストックは昔ながらの竹ストックで、Y字になった木の枝をビニールテープでぐるぐる巻きにつけてある。そこに銃を置いて撃っている。
「師匠のそれが欲しい!」と思ったが(いや、誰もあげるなどとは言っていない)持たせてもらうと結構重いし、やはり慣れ親しんだ自分の山スキーのストックをなんとか使いたかった。
そこで、色々考えて手持ちのスキーストックを改造することにした。
スキーストックシューティングレスト作り
世の中にはシューティングレストという商品があって、そのなかでもカメラの三脚に対応する1/4インチネジに取り付けられるものが複数売っている。
だいたい2,000円以下くらい。
この1/4インチネジのついている「スキーストック兼カメラの一脚」という商品も存在している。
これ二つ買えば解決なのだけれど、多くの商品が雪山にはストックのリングが小さすぎる(埋まる)のと耐久性に疑問があるので自前のスキーストックに1/4インチのネジを取り付けてみることにした。
スキーストックのグリップ中央に電動ドリルで穴を開ける。
(ドリル刃のサイズは6.0がネジサイズにぴったり合った。うまく開けるために徐々にサイズを大きくして行くのが良いとおもう)
そして、できた!!!
これで完璧。一脚シューティングレストとして機能する。
スキーに行くときはこのVヨーク部分だけ取り外せば良いのだから汎用性抜群。
これで獲物を見つけた場所ですぐに銃を依託する場所ができる。確実に獲物を狙うチャンスは増えると思う。
あとはスキーで忍び猟に行けるだけの積雪を待つだけ。早く山に行きたい気持ちが沸々