山菜採りに行ったら鹿の角を拾いました
これが田舎あるある。まさに棚からぼたもちです。
4本(3又)の鹿の角だったので、4歳のオス鹿の角でしょうか。大きくて重くて立派でした。
そのままゴロンと飾ってもいいけれど、実用的で素敵なものを作りたい!ということで壁掛けのオブジェ兼、帽子かけを作ってみました。
それが、こちら。
もともとの木の暖かい家の雰囲気に合ったインテリアになり、満足しています。
本記事では
- 素人でもできた鹿の角を使ったオブジェ兼帽子掛けの作り方
- 加工するときに気をつけたこと
を書いています。
同じように「拾ってしまった」「ハンターさんに貰った」などで活用方法に困っている方へ、アイディアの一つになれば幸いです。
鹿の角インテリアの作り方
①洗浄
今回拾った鹿の角は、生え変わりにより自然に落ちたものだったので、肉もついておらず綺麗なものでした。
しかし汚れ、見えない虫などがついている場合があります。
一番良いとされている消毒方法は煮沸ですが、もちろん角が入る鍋など家庭にはあまりありません。
お風呂で熱湯をかけるだけでも、やらないよりマシとのこと。
また、白くしたい場合には薄めた漂白剤につけるのが有効らしいです。
真っ白にすることは考えていませんでしたし、角の先の方だけ鹿が自ら研いだツルツルの感じが気に入ったので、お湯でのこすり洗いのみとしました。
ちなみに、それまで感じなかった結構な獣臭を感じました…お風呂で行う場合は換気してください。
②設計
どんなデザインにするのかをまず考えます。
角の生え際に木を固定してドーンと壁から角が生えているようにする案もあったのだけれど、使いやすい高さに設置すると尖っているからぶつかると危険です。
高い位置に設置すると帽子をかけたいのに、あまり使わなくなりそうで、結局作りやすそうな二点固定でいくことにしました。
1点で固定するより、受けの木材にも角にも負荷もかからないので、初心者にはおすすめです。
③角に穴あけ
印をつけて電動ドリルで穴をあけました。
鹿の角はほとんどカルシウムでできていて、ものによっては中がスカスカになっているものもあるそうです。
割れるのが怖かったので、ドリルは細い目ものから、徐々に穴を大きくしました。
④受けの木材を塗装
受けに使ったのは2×4材。
壁と色が変わってしまうので思い切って別の色に塗装しました。
本格的に作るなら無垢材とか使っても良さそうです。
⑤ビスで鹿の角を固定
先ほどの穴から、受けの2×4材にも下穴をあけてビスを打ち込みました。
角が硬いからなのか?結構な振動があり割れないかドキドキしましたが無事につきました。
⑥完成!
頭をぶつけたりしないように、玄関の靴箱の上に設置しました。
味のある感じが気に入っています。
今まで電動ドリルもほとんど使ったことのない初心者でしたが、ちゃんと形にすることができました。
これから鹿の角を加工しようと思っている人の参考になれば幸いです。