北海道の冬を越すコンポスト事情【自然との循環を考える】

家庭菜園

ゴミを減らそうとコンポストを始めてはや四年。

巷にある情報を元に色々な種類のコンポストを試してきましたが、ここ2年ほどは庭に穴ほって直入れスタイルに落ち着きました。

今のコンポストは外に穴2つ体制

ズボラな私が行き着いた我が家のコンポストは、外に穴を掘り木の板で蓋をする簡易スタイル。

野生動物に荒らされないよう、大きめのコンクリブロックを置いて簡単には開けられないようにしています。

この穴は2つ作っていて、1つは現役でゴミを入れ、1つは寝かせて堆肥化する。

発酵して堆肥になれば畑に入れて、空いたところに生ゴミを入れて、もう一つを寝かせる、というサイクルを回しています。

数ヶ月であっという間に土に還ってしまうのに毎回感動します。

いのちは最後まで生かされて、畑にも恵みを与えてくれるんですね。

今年はコンポストからジャガイモの芽が出てきて、ぐんぐん育ってくれました。

畑のジャガイモよりも元気に大きく育ちました。偶発的な恵み、喜びが大きい。

冬の間は私の住んでいる地域は−20℃になるときもよくある寒い地域なので、微生物の働きもとってもゆっくりになります。

無理して発酵を促さなくとも、夏になって暖かくなれば分解されますので、冬の間もこの庭の穴に生ゴミを入れます。

唯一ネックなのは、生ゴミ穴までの道の雪かきと、毎日ゴミを捨てに行くのが寒いこと。

(本当に怠惰な性格です。笑)

今まで失敗したコンポスト(主に冬)

冬も生ゴミを分解させたい!という思いから室内や車庫ででダンボールコンポストをしたこともあったのですが、はじめは良いのだけれど最終的にはやはり虫が湧きます。(そりゃそうだ)

コンポストは外が一番。

プラスチック製のものや、木製の足場を組んで作るものなどもありますが、そんな大層なことしなくても目的は生ゴミを分解させて、堆肥を作ることなので十分。

庭に穴を開けて蓋しておくのが、一番費用もかからず合理的な方法なのではないかと思っています。

少なくとも自分には合っていたと思います。

コンポストで自然と循環している

植物は二酸化炭素を吸収して、酸素を出す。

土の栄養を吸収して、実をつけるなどし、動物はそれを食べて、糞をし、死んだ時は微生物に食べられるなどして、土の栄養となって循環しています。

人間だけがその仕組みから外れていて、生活の中でできる自然との循環を作るにはコンポストくらいしかなくなってしまいました。

土からもらってばかりではなくて、できる限り身の回りの土を豊かにしていきたい。そんな思いでこの夏は過ごしました。

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