今や誰でもできるECサイト作成
新型コロナウィルスの流行で実店舗もネットショップ(ECサイト)での販売を拡大させることが求められている今、無料で作成できるECサイト大手のBASEの登録者数が伸びていると話題ですよね。(株価もめちゃくちゃ上がっている…)
一方でSUZURIなども運営しているGMOペパポの「カラーミーショップ」という月額制のECサイトを作成できるサービスも最近よく目にするようになりました。
今回は大手BASEとカラーミーショップのランニングコストを徹底比較、あなたに合ったECサイト運営はどちらがお得か検証します。
BASEとカラーミーショップの料金体系の比較

ここでは、ECサイト作成サイトBASEとカラーミーショップの料金体系を比較します。早速みていきましょう。
諸費用・手数料の比較
カラーミーショップ | BASE | |
初期費用 | ¥3,000 | ¥0 |
月額利用料金 | ¥3,000 | ¥0 |
販売手数料 | ¥0 | 3% |
常時 SSL 利用料(独自ドメイン使用の場合)(月額) | ¥1,000 | ¥0 |
クレジットカード決済手数料 | 4% | 3.6% + ¥40 |
月額費用合計(月額利用料+SSL利用料) | ¥4,000 | ¥0 |
初期費用の比較
まず、初期費用ですが、カラーミーショップでは3000円かかります。BASEは商品が売れるまでは完全無料ですので、初めてECサイトを運営する人にとってはハードルが低くなります。
1月15日までの期間、カラーミーショップでは初期費用無料、1ヶ月お試しキャンペーンを実施しています。カラーミーショップで出店を検討している方は、今がチャンスです。
クレジットカード決済利用料についての比較
クレジットカード決済利用手数料については、カラーミーショップでは売り上げの4%、BASEでは3.6%+40円がかかります。
1回の決済額 | カラーミーショップ (4%) | BASE (3.6%+40円) |
2,000円 | 80円 | 152円 |
10,000円 | 400円 | 400円 |
15,000円 | 600円 | 580円 |
これ実は計算をしてみると、客単価が10000円以下の場合はカラーミーショップが安く、(決済が10000円の場合はどちらも手数料額が400円と同額になります)客単価が10000円を越えるとBASEが安くなります。
単価が安いものを売る場合には、クレジット決済手数料だけに関していうとカラーミーショップの方が優位、一方単価が1万円以上するものを販売するなら1件あたりの決済手数料はBASEの方がお得です。
カラーミーショップでいくら分売れば、BASEの販売手数料を回収できるのか
BASEでは、商品が売れた時にのみ販売手数料が3%引かれます。カラーミーショップではその販売手数料が月額制になっている、という感じです。
では、販売手数料だけを考えた場合、カラーミーショップでいくらの売り上げがあればBASEよりお得になるのでしょうか。
月商 | BASE | カラーミーショップ レギュラーコース月額 | カラーミーショップ レギュラーコース月額 +常時 SSL 利用料 |
100,000円 | 3,000円 | 3,000円 | 4,000円 |
130,000円 | 3,900円 | 3,000円 | 4,000円 |
150,000円 | 4,500円 | 3,000円 | 4,000円 |
販売手数料だけをみた場合、カラーミーショップで月額3000円のレギュラーコースだけに加入した場合は月間の売り上げは10万円、レギュラーコースで常時SSL利用もした場合の月額利用料は4000円で、13万3500円を超えたあたりでBASEよりも安く利用できることになります。
例えば月50万円の売り上げが立てられれば、15000円の手数料がBASEの場合は取られますので11,000円もカラーミーショップの方がお得になります。
月の売り上げ別ランニングコスト比較!

ここでは、仮に客単価2000円と仮定し、年間のランニングコスト例を紹介します。
月の売り上げが10万円の場合
カラーミーショップ | BASE | |
年間月額利用料 | ¥48,000 | ¥0 |
年間決済手数料 + 販売手数料 | ¥48,000 | ¥103,200 |
合計年間ランニングコスト | ¥96,000 | ¥103,200 |
客単価が2000円、月の売り上げが10万円の場合の年間のランニングコストでは、少しの差ではありますが、カラーミーショップの方が安くなっています。客単価が10000になった場合は完全に同額になる計算です。
月の売り上げが50万円の場合
カラーミーショップ | BASE | |
年間月額利用料 | ¥48,000 | ¥0 |
年間決済手数料 + 販売手数料 | ¥240,000 | ¥516,000 |
合計年間ランニングコスト | ¥288,000 | ¥516,000 |
月の売り上げが50万円に増えた場合、年間のランニングコストは半分ほどに!これは大きな差ですよね。
BASE、カラーミーショップそれぞれおすすめの用途
以上、比較した通りどちらがお得に利用できるかはショップの売り上げ規模によって異なります。
BASEがおすすめの人
- 月の売り上げが10万円に満たない人
- 売り上げがいくらになるかわからないけどECショップを始めたい人
- ジュエリーや家具など高額商品を少量販売しようと思っている人
BASEは登録するだけならお金もかかりません。ECサイトのデザインのテンプレート等もありますので、試しに登録して触ってみるのも良いでしょう。

カラーミーショップがおすすめな人
- ECショップメインで経営をしようと思っている人
- すでに月の売り上げが10万円以上が見込め、商品単価が低い人
すでにBASEや店舗で一定の売り上げを持っている人にはカラーミーショップがおすすめです。今なら初期登録費用無料、初月無料キャンペーン中ですのでBASEとともに登録してみて使いやすさをみてみるのも良いでしょう。

ECショップを始めてみたいけれど仕入れはハードルが高いし、売れ残りも怖い、と思っている人にはノーリスクでグッズ販売ができるSUZURIがおすすめです。SUZURIでの出品の仕方、実際にどのくらい売れたのかを解説していますので、ぜひ読んでみてください。